院内感染予防

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     先月、読売新聞に以下の記事が掲載されました。

    http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=98456

     内容は、7割の歯科医院で歯を削る際に用いる回転切削器具(タービン)が滅菌されずに使い回されており、院内感染の恐れがあるとのことです。
     この器具は非常に高速で回転するため、回転を止めたい時に急には止まらないので、陰圧をかけて回転を停止させるのですが、その際に患者さんの血液や唾液を器具の内部に吸引してしまう可能性があります。
     器具の表面のみをアルコールで拭き取るだけで内部を滅菌せずに使用すると、中に残留していた前の患者さんの血液や唾液を、次の患者さんの口の中にまき散らす恐れがあります。B型、C型肝炎ウィルスは血液や唾液を介して感染するので、これによって院内感染を招く危険性があります。

    iPhoneImage.png 当院では、開院以来一貫して、ドイツ・シロナ社のダック・ユニバーサルという最新滅菌器(左写真)で、短時間で確実にタービン内部の洗浄・注油・滅菌の全工程を行い、常に患者さんごとに新しく滅菌された清潔な器具を使用しております。
     この機器独自のバックフラッシュという工程において、飽和蒸気を強制的に通気することにより、器具内部の管の中を隅々まで完全に滅菌(すべての細菌やウィルスといった微生物を完全に死滅させる)することができます。(従来の滅菌器では器具内部を隅々まで滅菌するのは困難で、血液の残留が懸念され、実際、赤血球の付着が確認されています)

     業者の方から聞いたエピソードにこのようなものがあります。ある歯科医院で新たにダック・ユニバーサルを導入し、これまでその医院で使っていたタービンを滅菌にかけたらすぐにダックが止まってしまいました。不良品かと思いきや、あまりにダックが高性能であるがゆえに、それまでタービンの内部に溜まっていた汚れ、沈着物をことごとく除去した結果のことだったそうで、同時にまた、従来の滅菌器(オートクレーブ)では内部の汚れを完全に除去することができないことを示しています。


    iPhoneImage.png もちろん他の器具についても患者さんごとに滅菌し、滅菌パックに保存して、使用直前に開封して使っておりますし、グローブも患者さんごとに交換しております。

     「自分や家族が受けたい医療を」という気持ちで、徹底した衛生管理に努めております。











     


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